COLUMN CHIKYUのコラム
ランドセルを背負う理由。ランリュックとの違いとは?
2025.01.31
これまでの常識として、通学カバン=ランドセルであり、ランドセルを背負って小学校へ通学するイメージが強いという方がほとんどではないでしょうか。
しかし最近では積極的に「リュックでも通学して良い」という小学校や学区も出てきており、ランドセル風リュック(通称:ランリュック)を検討される世帯も見られるようになりました。もちろん、選択は自由です。
ランリュックを選ぶ理由としては、「ランドセルは価格が高い」「ランリュックの方が軽そう(子供の負担が軽くなる)」といったことが挙げられています。
これからの時代、通学カバンにも多様化の流れが考えられるとして、今回はランドセルを背負う理由についてご紹介していこうと思います。
1.ランドセルとランリュックの重さはほとんど同じ
まず、「ランリュックの方が軽い」というのは正しくもあり、間違いでもあります。
ランリュックの重さは800g前後からありますが、ランドセルは1,000g弱~1,500g以上の重さがあります。しかし直近のランリュックの売れ筋商品と呼ばれるものは1,200g以上のものも多く、リュックなのにランドセル以上の重さがあります。反対にランドセルで900g台と、かなり軽い商品も市場では販売されています。体感する「重さ」については選ぶ商品に搭載された“機能”で決まるため、一概に軽さだけで良さを伝えきるのは難しい状況です。極度に軽いランドセルに関しても、何かを犠牲にせざるを得ないトレードオフな背景も事実としてあります。ランドセル選びにおいては、スペック表記に惑わされず、是非実際に試着を行い体感されることをおすすめしています!
ただ、価格の面においてはランリュックよりランドセルの方が高いというのは事実です。
ランリュックが5,000円~という金額なのに対し、市場のランドセルは定価3万円~となっています。(※合皮製の中国産ランドセル等、本来のランドセルの性能を持たないものは除外)。こうした金銭的な理由はランリュックの大きな魅力の一つともなっているようです。しかし、ランドセルのこの価格は、お子さまたちが安心して6年間登下校するために必要な機能を搭載した結果でもあります。
では、具体的なランドセルの機能についてご紹介いたします。
2.ランドセルは耐久性が高い
まずは耐久性の違いです。親御さま世代のランドセルでも、6年間同じものを使えた人は多いと思います。それはいまの時代も変わっていません。それどころか、さらにもう6年使えてしまいそうなほどきれいな状態で小学校を卒業していくお子さまも少なくないんです。主に使用される素材であるランドセル用の人工皮革は、年々更に優れたものにアップデートされています。
また、多くのメーカーのランドセルには6年間の修理保証がついています。仮に壊してしまった場合でも修理が可能で、6年間本体を買い直す必要がありません。耐久性は安心感にも繋がる大切な要素です。
3.本体重量よりも軽く感じる体感重量
また、ランドセルは重いと思われがちですが、本当に重いのは中身の教材たちや日々の荷物たち。毎日2キロ~3キロ以上の荷物を持ち運びするお子さまたちにとって、肩や背中への負担は想像以上です。
そのためランドセルでは、背負ったときに重心が後ろではなく真下にかかるように肩のベルトが始めから立ち上がっている“立ち上がり背カン”という仕組みや、走ったときに背中からランドセルが跳ねないようにする工夫が肩ベルトや背当てに施されていたりします。 これにより、お子さまは実際の重量よりも軽く感じられるようになっています。
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4.タブレットの故障も防いでくれるランドセル
最近の小学生はタブレット端末やノートパソコンを支給され、日々持ち運んでいるという話題は徐々に当たり前になりつつあります。(※置き勉をOKにする動きも見られます)
元気な子供たちにとって、ランドセルはこのようなタブレットなどのデリケートな物の持ち運びにもピッタリです。
ランドセルにはしっかりと強度のある芯材と、引き裂きや傷に強い人工皮革が使われているため衝撃に強く、落としたときもタブレットを守ってくれます。最近は、タブレットを入れてもまだまだ収納スペースに余裕のある大容量モデルや、専用ポケットなどをデザインに採用しているモデルなどもあり、時代にあったランドセルが続々と登場しています。
▶専用ポケット付きモデル【スペースランドオーバーザロマン】
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※ポケットは縦240mm×横180mmサイズのモバイル対応。大マチ背中側の内装にもクッションを搭載。
5.お子さまを事故から守ってくれる
さらに、ランドセルはタブレットだけではなくお子さまの安全も守ってくれます。
例えば転んでしまったとき、ランドセルだと、後ろに転んだときでも後頭部を打たずにすみます。また、大マチ側面に付属されている体操袋等を引っ掛ける金具(ナスカン)が、車やバイクに巻き込まれたときにあえて外れやすく設計されているモデルなどもあります。これも、お子さまを守ってくれる仕組みです。
さらに、ランドセルは水に浮くように設計されています。川や池に落ちてしまっても、ランドセルにつかまり浮くことで助かる可能性が上がります。浸水の心配もなく、雨などに濡れても、サッと拭くだけでお手入れも簡単です。
そのほかにも反射材があるため夜道でも安心ですし、防災頭巾としても使用し頭を守ることもできます。
このように、ランドセルはお子さまの安全にも配慮した設計になっているのです。
今回はランドセルを背負う理由についてご紹介してきました。
何故お子さまにランドセルが推奨されているのか、どんなカバンを購入すべきか迷っている方々の参考に少しでもなれば嬉しく思います。
最高のランドセルと出会い、素敵な6年間を共に過ごせますように。
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